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歯がゆい学級崩壊 不祥事 謝罪訪問

若い頃、今考えると自信過剰ぎみで、何でも自分の力でやり遂げた気になっていました。
自分の考えに固執し、相手の気持ちや,
おかれた立場を考えようともしませんでした。
最近、やっと周りの人たちに支えられていることがわかり
、そのおかげで何とかこの仕事を続けてられていることに気づいた次第です。

正しいと思ったことを振り返ることもなく、自分の非を認めるどころか、明らかな過ちに対して謝罪するなどとんでもないという困った不適格教師だったようです。

◆荒れた教室で、再三の注意・警告をきかなかった子どもに体罰を加えたことがあります。

◆謝罪することを命令され、一時は拒みました。

◆同僚や教頭に絆されて、嫌々ながら、ほーんと嫌々ながら謝罪のために家庭訪問をしました。

のっさりのっさりとたるんだ音がするような歩き方で玄関を出たわたしは、愛車ベンジャミン号にまたがりました。

ベンジャミンは、長年つきあってきた原付バイクです。潮風に吹かれて機嫌が悪くなると、前輪のディスクパッドが突如固着して、フルブレーキ状態になります。そうなると、2輪ドリフトでスライドしだします。それを見た町ゆく人は、「ワーォ」と感嘆の声をもらすのですが、その直後には「あーっ」と同情しながらも楽しそうな表情に変わります。路上で原付バイクが、なんの障害物もないのに突然転倒すると、まじびびられます。

ベンジャミンがはき出す白煙をミラー越しにみながら、わたしは頭のなかで考えをまとめました。





その1 「絶対、あやまらんぞ。」
その2 「2回も猶予を与えたし、理由もきちんと伝えたし、
      時間も十分にあたえたんだから。」
その3 「事実だけ伝えればいい。
      何が『謝ってこい』だ。お前も一緒に来いよ!
      いや!待てよ、一緒に来たら(ノ≧ρ≦)ノいやじゃぁぁぁ。」
その4 「あーもー。どうでもいいや。」


などと、いろんなことを考えているうちに呼び鈴を鳴らしていました。

「こんにちは。担任のボンバです。かくかく・しかじかで
 ◎◎さんを叩きました。これからは、こういうことがないように
 十分気をつけます。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・と、
それを言い終わる前に目の前の保護者が、沈痛な表情になり、

「先生。すみませんでした。わたしが至らないばかりに。
 学校でいつも迷惑をかけているんじゃないでしょうか。
 去年の終わり頃から、ちょっとおかしくなって。
 わたしも、いろいろと子どもには話すのですが、
 担任の先生とうまくいかなくなって、数回話し合いをもったのですが
 何一つうまくいかずに、先生にはホント悪いと思っているんです。」

「へ?」
逆に謝られてしまった。いらいらしながら自分が話すことしか考えていなかったものだから拍子抜けしてしまいました。そして、思わず、

「すみませんでした。何も殴ることはなかったと思います。

 自分も冷静に考えられずにですね、、、、、、、」

Σ(΄ロ`ノ)ノエェェエェェエガシラ2:50と自分でも思ったのですが、いきなり謝っていました。

人間ってこんなもんですよね。

学校で子どもが荒れていて、それに気づいている(普通の)保護者が平気でいるわけはありません。なんか、このお母さんも子育てに悩んでいるんだと思ったそのとき、すごく悪いことをしたなぁって反省してしまいました。

その時の保護者の言葉が印象的で
「先生!今も態度が悪くてふざけているのかもしれませんが、
 うちの子は、最近すごく学校が楽しいって言うんですよ。
 友達や先生の話を楽しそうにするんですよ。
 これに懲りずに、これからも厳しく指導をしてください。」
といった意味のことを話しました。

あぁーーーーー。なんかそのときの気持ちがうまく表現できない。
うまくやってやろうとか、どうにかしてやるとか、
いろんな押しつけがましいことだけを考えて毎日教室に向かっていたのですが
憑きものが落ちた気分とズンと腹が重くなる気持ちが一緒に襲ってきました。

その後廻った家庭のほとんどで、にたように逆謝罪を受けました。
一軒目のインパクトが強くて、どこで何を話したかは忘れてしまいましたが、
訪問する苦痛はなくなっていました。まぁ、慣れてきたんでしょうね。

ところが、最後に訪れた家だけは、別格でした。

開口一番
「親のわたしでも手をあげたことはないんです。
 今後こういうことがないようにしてください。」


カチン!
もし、この学校から最も遠い位置にある家庭をはじめに訪問していたら、
あることないこと、まくし立てて怒りをあらわにして話していたでしょう。

ただ、それまでに6軒の家庭を訪問して、保護者の苦しみや考えが分かり、しかも、ちょっと疲れ気味だったこともあって、軽く言葉を返して帰りました。

「はい。わかりました。体罰を加えたことは謝罪します。
 申し訳ありませんでした。
 しかし、最近の子どもの様子をみて、おかしいと気づかれませんか?
 学校に持って行く持ち物は、ご両親でご確認ください。
 そして、今後、こういうことを起こす原因をつくらないことを
  約束してください。」

って意味のことを、淡々と話したことを覚えています。
謝ることも苦痛ではなくなっていました。
でも、もっときつい口調でした。ちょっと言い方考えないとね。


まぁ、体罰という行為には、不信感を抱くのは当然でしょう。
犯罪だもんね。


この人のことは、今なおむかつきますが、
この数ヶ月後には、この子たちが団結して、
ひとつのことをやり遂げることができ、

みんながニコニコ笑って記念撮影をして、卒業の日を迎えることが
できたのも、この子たちを心配して見守る保護者の方々や
様々な面でサポートしてくださった周囲の先生方のおかげだと
今なお感謝しています。


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この荒れた子どもたちが、どんなことに取り組んで
どう変わっていったのか、、、、、
続きは、メールマガジンで!

(*´艸`)ぷぷ、そんなのないって
( ゜∀゜)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
次回は、
「(非常識)校長VS元荒れていた女児たち」です

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痛い先生 | 2007-04-09(Mon) 23:26:50 | トラックバック:(0) | コメント:(6)
コメント
ボンバーさん、こんにちは
私の方からは初めてのコメントですね。
このシリーズいい話でした。
次はどうなるんだろうかとドキドキしながら待っていました。
最後の保護者の部分は特に印象的でした。
なかなか表には出てこないけど、問題行動をする子供の保護者の多くは子育てに悩んでいるのですね。
荒れたクラスでは、学級懇談会などで全ての保護者がお互いに心を開き、非難しあうことなく話し合いができればうまくいくのになーと思うのですが、なかなかうまくいかないのが現状でしょうね。
ボンバーさんの苦労がよく分かります。
次の記事も楽しみにしています。
2007-04-10 火  14:35:08 |  URL | 新しい窓1113 #Rw/ZwaGc [編集]
 この話の保護者の対応の違いを読んで、サイレントマジョリティの話を思い出しました。
 本当は多くの保護者が最初の6軒と同じ考えなのに、最後の1軒の人のような意見ばかり聞こえてきて、そのことに反応してしまう。実態がわからないで悪く言われることだけに反応して対応を考える。
 体罰の良し悪しの議論はわかりませんが、教育現場での子供たちに対する指導方法に制限が厳しすぎると思います。最近、体罰の基準のようなものが出回ったらしいですが...。
 現場を知らないのに言い過ぎたかもしれませんが、いちコメントとして...すいません。
2007-04-10 火  16:08:14 |  URL | 子育てお父さん1970 #anqzWrOo [編集]
うん。うん。。いろいろ経験されて「今」があって、やっぱり教師という職業って、想像以上に大変なんだなと感じております。保護者って、今は本当に難しいですね・・(汗)「過保護」は昔からあることだけど、我が子に問題が生じたときに、責任転換する(?)部分が現代にはありますね
・・(私もそうかもだけどね・・)
2007-04-10 火  20:49:50 |  URL | ともみ #- [編集]
みなさん、コメントありがとうございます。
2007-04-10 火  21:33:39 |  URL | 握ボン #- [編集]
のっさりのっさり、の足音や風になびいているバイクの白煙を想像することができ、なんだか締め付けられる思いがしました、先生の大変さ全部がわかるわけではありませんが・・・
2007-04-10 火  23:56:12 |  URL | くりこ #- [編集]
 リンクの設定していただきありがとうございます。私のブログからも相互リンクということで設定させていただきました。
 これからもよろしくお願いします。
2007-04-11 水  16:24:58 |  URL | 子育てお父さん1970 #anqzWrOo [編集]
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