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わたしを導いてくれた先生たち その2

わたしを導いてくれた先生たち その1 の前の話


わたしの小学校時代の教員は、
戦中・戦後を生きてきた人ばかりです。


何年前に開催されたのかは知りませんが、
国体選手確保の影響で年度ごとの採用者数に大きく差があり、
団塊の世代の人たちが少なく、
ちょっと奇妙な職場だったのではないでしょうか。
「若い先生」が皆無で、中年ならまだましといった、
お爺ちゃんお婆ちゃんばかりだったのです。
年齢に文句を言ってもしかたのないことですが、バランスが悪い。


例えば、
・左手で鉛筆を持つと鞭で叩く。
・名前を呼ばれた子どもが、思わず
 『はい、はい』
 と返事をすると頬を平手撃ちする。
・授業中に体操ズボンをはいている子を見つけたら、
 教壇の上で脱がせ、下着一枚にさせる。
・女子の悪口を言った男子には、
 問答無用で拳骨をくらわせる。
・女子の筆箱が壊れていたら
 『こんなことするのは男子だけだ』
 と言って男子全員ナックルパートをくらわせる。
・逆に、授業中にマンガ読もうが、暴れようが、
 何ら注意すらしない平等大好き先生。


などといった理解しがたい言動をとる大人が多かったのです。
兎に角、今時は知りませんが、
当時のいい大人や年寄りは陰湿な人が多い。
そして、皆が皆、そうだったわけではないですが、
大人のそんな言動を当然視していた子ども時代でした。


そんな中で、大好きで、
信頼できる大人が1人いました。


4年生の担任の先生だったのですが、
まぁ、子どもが好きになる先生ですからおきまりのパターンです。。。。


・授業中に、外をみていると思ったら、ふいに
 「散歩に行こう」
 と校舎の周囲を歩きながら、植物の話をする。
 たまに、校長先生も飛び入り参加していました。
 この校長先生は、後に分かったのですが、
 生物・植物学の権威だった
・8マスの漢字練習帳にかけという。
・できない奴を絶対にけなさないけど
 フォローが厳しく怖く、克服させる
・教室でスパスパ煙草をすう。(*´艸`)ぷぷ
・体育は相撲ばっかり(やってた気がする)
・土曜日は、学級でお楽しみ集会
・見た目が、モロ、のっぽさん
・大晦日~正月まで24時間ウォーキングをしていたらしい。


でも、しかるときは大迫力で、
周囲も立ちすくんでしまうのです。
俗に言う「怒ると怖い先生」でした。
しかし、他の大人と違って、此方が疑問に思うこともなく、
理不尽な言動もなく、悪いことをしたら、
そのことをきっちり叱られるというのが、
なんとなく分かっていたのだと思います。


ところで、その先生が好きだったのですが、
わたしが食いついたのは、妙な所です。


ゴム消し版がやたら上手い!


自分の頭文字をあしらった印を消しゴムで作っているのですが、
子どもの目にみてもわかる精巧、秀逸。
他の追随を許さぬことが一目瞭然。
その印が押されるのを見たさに、
4年生の時だけは、毎日漢字を書き、
急いで担任の先生の側に行き、印をせがみました。


正直言って、この先生が
「指導力がある先生」
だったのかどうかはわかりません。



わたしは、
理科の授業で、学校の植物を観察してまわるときには、
いつも4年生の頃を思い出します。


思い出に浸っているわけではないのですが、
植物の名前や由来を
(即座に答えられないので予習しておいて)
教える口調は、恩師のもったいつけた話し方を真似してます。


でも、あの楽しさには到底かなわない。
また、相撲の技も上手に教えることが出来ない。
なんとか、市民ランナーになってマラソンはしていますが。。。。




もうひとつ、
いい雰囲気が漂っていた要因があります。


今頃になって改めて思うことなのですが、
4年生のころだけは、
生活面を中心とした長時間の全体指導がなかったことです。
他の学年の頃は、大概1時間ぐらいかけて、
「規則遵守」「人間の公平・平等」「優しさ」などを、
くどくど説教する人が多くて嫌気がさしていました。
いつまでも同じことを繰り返し言われてると
嫌がらせとしか思えない。
また、何を言いたいのかも分からない。
わたしが、今なお、
「平等だ、愛だ」
と声を大にして唱える人ほど信用できないのは、
この頃のトラウマなのかもしれません。


どのような方法をつかっていたのかは分かりませんが、
4年生の頃はいじめも、
問題となる事件も何もなかった気がします。


気のせいかもしれませんが、いい思い出だけが残っています。


「学級経営
(どうでもいいけど、この言葉が嫌いです。
  他に良い言い回しがないですか?)
は担任の人間性」
だと、初任の頃に聞かされました。
まぁ、そうなんでしょう。
わたしの4年生の頃の担任の先生は、
すごくいい人だったと思います。
でも、人間性だけでは、この仕事は出来ません。


逆に、人間としては最低部類
(だと個人的に思う人)でも、
すごい指導力を持っている人もいます。
ただ、この仕事をしていて、今更ながら思うことは、
子どもに錯覚させることの大切さです。
「あぁ、分かるって楽しいなぁ」
「へぇ、そうやって解くのかぁ、
 簡単だなぁ、次もやってみよう」
「うちの学級って楽しいよねぇ、よかったぁ」
 
そこにいる人がそう思いこんでしまうことは、
結構重要だと思われ。


それを、分かりやすい方法で
すり込む方もいらっしゃいます。
下校前に
「この学級でよかったぁ、今日は楽しかったぁ」
と叫ばせる先生(真剣だから笑えます。)
 
「今日の学習は、楽しかったですか?
 楽しかったですね」
と授業の感想を誘導する先生
(↑これは、好きではない。やめたほうがいい。)


「友達大好き、先生大好き」
と掲示する先生
(↑楽しそうでいいじゃないですか。
 嫌いではないですよ。やらないけど。)


こんなストレートな手だてをとらなくても、
本気で子どもたちが喜びを共有しあい、
いつまでも記憶に残らせる指導。


負荷がかかるつらい作業、
本当はあった子ども同士のトラブル、
学習へのつまずきなどを忘れ去らせて(こりゃいかん)
目標にかえてしまう。


生活・学習の両面で前向きにさせるあの先生のスキル。
厳しすぎて距離をおくわけでなく、
馴れ合いにも陥らない。


これって、かっこよくない?
わたしだけかな、
こんな馬鹿げたスタイルにこだわっているのは。


というか、結局、
自然体で接するあの先生の人間性なのかなぁ。


おかげさまで、
他人には分からない自己評価を毎年くり返し、
彼方を目指して日々研鑽しております。


今年のゴム消印は、かなりの出来映えです。


そこかよ!


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思い出話 | 2007-03-09(Fri) 16:17:53 | トラックバック:(0) | コメント:(0)
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