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給食費、払わないとこの子、よく食べる

 

給食の未納が新聞やテレビで取り上げられてきました。

わたしたちとしては、「やっとかよ」といった安堵感と「何やっても無理だよね」といった諦めが半分ずつというところでしょうか。

給食費って、わたしが支払っている金額を思い出してみると1ヶ月3,700円です。毎日栄養のバランスを少しは考えた昼食を、太らない程度に食べるには,かなりお安い金額だと思います。給食を食べる日が、年間190日だとすると、215円未満で毎食食べていることになるんですね。安売りしたのり弁が220円?でしたっけ。それより安いじゃないですか。

 

先日、わたしを含んだ数人が校長室に呼び出されました。話題は、「給食費」です。

校長先生は、こう切り出されました。

 

給食費をひどく滞納している子ども(家庭)の担任の先生に集まってもらいました。」

その後、どれくらい滞納しているかについての説明です。マスプリされた一覧表を見ながら説明を聞きます。まとめると次のような家庭のことが詳しく話されたのです。

 

(保護者Aの家庭)

 6年生の男児。2年生の4月より5年間滞納している。給食費の銀行口座はあるが、残金が0円。あと2ヶ月で卒業してしまいまし。このまま卒業してしまうと、

 

  1ヶ月 3700円×11ヶ月×5年間 =203,500円

    (わたしの地方自治体では、8月は給食費を払いません。)

 

(保護者Bの家庭)

 6年の男児。入学してから1度も給食費を払ったことがない。

 あと2ヶ月後に卒業すると。。。。。

  1ヶ月 3700円×11ヶ月×6年間 = 244,200円

 さらに、4年生の妹の分を合わせてみると、

1ヶ月 3700円×11ヶ月×4年間 = 162,800円

 

244,200+162,800 = 407,000円

 

ゴリラじゃなくともウホッと言いそうな額ですね。。。1日215円でもたまりにたまると、とんでもない額になるものです。と聞きながら思い出していた給食の時間。。。。こいつらよく食べるんだよなぁ。。。。と、上の空で聞いていたら、校長先生の顔がみるみる紅潮し(^_^)、怒気を含んだ声になってきました。やぶさかでないと思うやいなや、その口から信じられない言葉がハッせられたのです。

 

「ということで、担任の先生が、これらの家庭に電話を入れて、次の月からの支払い確約すること。」

 

なななななーなーなー、口をあんぐりと開けていると、矢継ぎ早に。。。

 

「そして、これまで支払っていなかった分は、分割にして数年のうちに完納させること滞納記録が残ることをきちんと伝えてください。以上」

 

いじょうっって、そりゃないですよ校長さん。

わたしたちに、借金の取り立て屋をやれとおっしゃるのですか。と思ったところで、いつも完璧な理論で他を圧倒する校長先生なので、(わたし程度には)反論の余地がないのは分かり切ったことです。

「はいっ」

と返事だけして、ばっくれようかとも思いましたが、その後の経過を尋ねられることなどが当然なのです。こりゃ、やるしかありません。

 

諦め半分で電話します。こんな電話は夜にはかけられません。児童にその雰囲気が伝わると、あまりにもかわいそうですよね。呼び出し音を聞きながら、早くすませたい気持ちと、出てくれるなという気持ちが見え隠れします。

「がちゃ。・・小学校のボンバルです。××さんのお宅ですか。」

「はい。××です。」

「いつも、お世話になっています。・・・・・子どもの話や世間話・・・・・。ところで、大変申しにくいことなのですが、、、、」とにこやかな話から一転してシリアスに

「なんですか?」

「実は、給食費の事なんです。」ええぃ、言ってしまえという開き直りのような

「あぁ、すみません。いつも、忘れてしまうんですよね。」・・・・・・・

 

へ?やけにあっさり。テレビの報道番組よろしく「義務教育だから無料だろがー」とか言われるものとばかり思っていたのに。拍子抜けです。ここぞとばかりに、

 

「はい、それなんですけど、ご兄妹の二人分を合わせるとですね、大変な額が未納になっているんじゃないかと思うんですよ。」とさも人ごとのように。

「すみません。ご迷惑をおかけしています。」といたく恐縮され、

「ええ、そこで、とりあえず、今月分だけでも現金で支払われませんか?残りの分は、給食事務の者と相談してですね。少しずつでもいいから入金されるといいと思いますが。」

「わかりました、明日お伺いします。」

と、僅か5分の出来事でした。

 

ぎょぎょぎょ。これぞ、担任の威光?普段の行いの良さ?

いったいなんでしょうか、この軽さは。

 

次の日、その保護者が学校へ来られたそうです。そして、兄妹2人の1ヶ月分の給食費を現金で支払っています。そして、この人は、その後も給食費を支払い続けたそうな、めでたしめでたし。と言いたいところなのですが、、、、

 

実は、これは丁度1年前のお話なのです。その後、兄は無事卒業しました。そして、妹の方はというと、、、、あれから、1年間、給食費は支払われていません。そして、それまでの分も当然のように未納のままです。

 

また、いつ、校長室に呼ばれ、取り立て屋をさせられるのかと思うと、眠れない夜が続きます。

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こんな仕事もしています | 2007-01-31(Wed) 18:01:19 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

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